アロマテラピーがなぜ「芳香療法」といわれるのかについての
ちょっとだけ概論。
まだはっきりしないことも多い体の仕組みですが、
とりあえず今のところわかっているということについてです。
こちらも拡張いたします。
お楽しみに!
(最初からご覧下さったほうがきっと順を追っていただけると思いますが・・・^^;
とりあえず、サブタイトルです)
すっかり初夏の香りがきましたね。どこからともなく漂ってくるほのかな香り、
あなたにとっては何の香りでしょうか?
ちょうど今の季節だとどんな花が香っているでしょうか?
ある花の香りがあなたに届く時、それを認識するよりも先に
その香りについて好きかどうかを感じること、ありませんか。
ある花の香りを嗅ぐと、その花の香りの分子が鼻の奥にある嗅上皮と
いうところににつきます。
そして嗅神経細胞に伝わり、神経線維から電気的インパルス(信号)によって
その花の情報が脳に到達するのです。
脳には「大脳」、「小脳」、「脳幹」にわけられるといわれています。
なかでも「大脳」は「大脳皮質」と「大脳髄質」に質的に大別され、
「大脳皮質」は動作の異なる
![]() |
大脳新皮質 (考え、行動、判断など司る) |
![]() |
大脳辺縁系 (感情、食欲、記憶などを司る) |
という2種類の皮質からなっています。
それで嗅覚から入った花の情報は、まずダイレクトに大脳辺縁系に
到達するといわれています。つまりここで好きかどうか(感情)、あるいは
ちっちゃな子供だったころを思い出したり(記憶)して、「脳幹」の中に
ある「視床下部」というところに伝わっていきます。
「視床下部」は自律神経(血圧や内臓などの働きを支配する)や
免疫系などを調節するところです。
またこの中にある「脳下垂体」というところはホルモン分泌を受け持っています。
大脳辺縁系に伝えられて”好き”などリラックスモードの信号が出されると、
「視床下部」が受け取って体の血圧低下を促したり、緊張をほぐしたりなど
全身に働きかけてくれるのです。
大脳辺縁系にダイレクトに香りの情報が伝わるといいましたが、
勿論、その情報は大脳新皮質にも伝わります。ここでその香りに対する
「認識」がされるといわれています。
アロマテラピーはこれらの働きを活用して行っています。
つまり、「好きな香り!」と感じたら(嗅上皮⇒大脳辺縁系)、
体の緊張がほぐれてリラックスしたり、
心拍数や血圧が下がったり、(大脳辺縁系⇒視床下部、脳下垂体など)
「あ、これはあの花だ」と認識したり(大脳新皮質)していくというわけです。
わたしたちが花の香りを嗅いだら、
どんな感情や記憶を思い出すのでしょうか?
参考文献;
「アロマテラピー検定テキスト 1級」 日本アロマテラピー協会編
「新高等保健体育」 大修館書店
「実践アロマテラピー 」 シャーリー・プライス著、高山林太郎訳